コロッケ専門メーカーとして40年以上、年間約1,200万個のコロッケを製造。自然派素材の食材やご当地食材でのコロッケ製造に注力する合同食品株式会社(所在地:豊中市名神口、代表取締役/コロッケ社長:和田 友宏)は、2024年11月~2025年3月にかけて関西大学北陽高等学校2年生を対象に食の安心安全をテーマに探究授業を実施。生徒が考案した「味噌コロッケ」を9月27日(土)に行われる同校文化祭で限定発売します。
食の安心安全を考えるテーマで探究授業を実施
生徒が考案した「味噌コロッケ」を文化祭で限定発売
生徒自らが課題感を持って考え学習を深めることを目的に例年実施されている課題解決型の探究授業「刀プロジェクト」。複数の民間事業者が参加する中、弊社では食の安心安全をテーマに添加物や自然栽培についての講義や、清涼飲料水やドレッシングなどの加工品が化学合成添加物で作られる過程を見せるケミカルクッキングを行いました。その後食の安全をどのように実現していくかという課題に応える形で、生徒が栄養価を考慮した「味噌コロッケ」を考案しました。学内でのプレゼンで高い評価を得たことや生徒のさらなる探究の思いもあり、授業だけで終わらせるのではなく、形にするところまでを体験してもらう目的で生徒が考案した「味噌コロッケ」を同校文化祭で限定発売いたします。
会議の様子
試作の様子
工場見学と二度の試作を経て製造に成功
無添加に加え栄養価の高い麦みそを選定、ソースにも味噌を使用
食の安全という観点から生徒が着目したのが添加物です。今回は無添加に加えて栄養価が高い麦みそを選定し、規定の授業時間の他、商品開発にかかる探究と工場見学、試作を繰り返しました。試作では味の薄さが課題となりましたが、味噌で作ったソースをトッピングするというアイデアで課題点を解決しました。完成したコロッケは9月27日(土)に同校で開催される文化祭で弊社の人気商品2種とあわせて3個300円で生徒と保護者・受験生に限定販売し、探究活動の成果を発信します。
万博でのプレゼンの様子
今回の探究授業「刀プロジェクト」はその成果が大阪・関西万博のステージで発表されました。味噌コロッケを考案した生徒も、「食による健康で人を幸せにする」と題して発表。生徒からは、学内のプレゼンで最終まで残りさらに大阪万博でのプレゼンにつながったことが大きな達成感と自信につながったという感想をいただきました。弊社では考えつかないような配合を提案していただき、柔軟な発想と実行力を持つ若い力と協働していくことの意義を感じました。今後も同校では探究授業を引き続き担当します。また他校でも様々な形で協働し、食の安心安全の発信や社会の担い手の育成に貢献していきたいと考えています。