無添加コロッケを支えるパートナーたち

小野農園 小野義彦さん

小野さんの畑は数箇所に点在していますが、取材日は私たちのコロッケに使用するじゃがいもを栽培予定の畑にお邪魔することに。明らかに一般的な畑と違い、高い畝に驚いていると、「この辺りは米を栽培する稲田で、下の方は粘土質だから、水はけを良くするために高畝を作ります。手間は掛かるけれど、土地は肥沃で美味しい野菜ができるんですよ」と小野さん。 しかも、山から吹き下ろす風が強く寒暖差があるお陰で、野菜たちは寒さに耐えて味が濃くなるそう。栽培した稲も土作りに活用。もみ殻を発酵させ土にすき込み、野菜たちが根を張りやすいふかふかの土を作っています。「この子らも人と一緒。手間を掛けて毎日顔を見て世話をすると、元気に育つんです。だから盆暮れ正月ありませんよ」と、野菜を我が子のように呼びながら世話をされています。でもそのお陰で小野さんの野菜は風味が豊か。「あるとき、店に野菜を納品に行くと、疲れた表情の女性に出会ったんです。『僕が作ったトマトを食べてみて、元気が出るよ』と声を掛けたんです。偶然再会して『本当に元気が出ました』と笑ってくれました。健康にたくましく育った野菜は、人の体と心を健やかにしてくれると、僕は確信しています」。その思いは、私たちの信じる食のあり方と共通します。そんなパワーの詰まった小野さんのじゃがいもを、私たちのコロッケに使えるのはとても嬉しいことです。

「農家には休みがないけれど、うちの野菜で元気になってくれたら嬉しい」と小野さん。
稲のもみ殻は発酵させると、表面のワックスのような成分がなくなり、土と馴染みやすくなるそう。
農薬を使わない自然な土のため、もぐらの被害があるそう。無事に育ちますように。
「寒い時期に植えるので、種芋を温かいハウスに入れて芽出しをするんだよ。これぐらいの大きさの種芋なら半分ぐらいにカットして使うよ。」と小野さん。
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